家族が逮捕された~弁護士に接見を依頼するメリットとは?

ご家族が逮捕された、という場合、法律の専門家である弁護士の力を借りたいとお考えになる方もおられるかと思います。

しかし、弁護士の力を借りるといっても、弁護士が何をどこまでしてくれるのかご存じの方は少ないかと思います。

具体的には、本人との接見を通して事件の見通しを説明、また家族との橋渡し役となり、お互いの伝言を預かることもできます。

特に逮捕期間中は家族さえも本人との面会は禁止されているため、弁護士の役割は大きいものと考えられます。

この記事では、弁護士の弁護活動の一つである「接見」に焦点を当て、弁護士に接見を依頼するメリットなどについてご説明していきたいと思います。

弁護士接見のメリット

ご家族が逮捕後、弁護士に弁護活動を依頼した場合、弁護士はまず逮捕された方(以下、本人といいます)と「接見」を行います。

これは、弁護士がまずは直接本人と事件に関する話をしなければ、その後の弁護活動の見通しを立てることができないからです。

なお、弁護士が本人と初めてする接見のことを「初回接見」といいます。

弁護士接見とは

弁護士接見とは、弁護士が、警察や検察庁などに設けられた接見室などで本人と面会することをいいます。

もちろん、弁護士以外の方も面会することはできますが、弁護士接見とは以下の違いがあります。

弁護士接見 弁護士以外の方の面会
接見時期 逮捕直後から可能 基本的に逮捕期間を経た勾留後
接見日時 制約なし 平日の限られた時間
接見時間 制約なし 15分~20分
接見人数 制約なし 3人程度
立会人 なし あり
接見禁止 接見禁止中でも接見できる 接見禁止中は面会できない

このように弁護士接見には様々な利点があることがお分かりいただけると思います。

なお、「接見禁止」とは、弁護士以外の方と本人との面会などを禁止することをいいます。

この接見禁止決定が出ても弁護士は本人と接見することができます。

弁護士は接見を通じて何をしてくれる?

弁護士が接見を通して行うことは、大きくわけて①本人から事情を聴取し、本人に対して助言すること、と②本人とご家族との橋渡しをすること、です。

本人からの聴取、本人への助言

まず、弁護士は本人に自身の立場や役割、守秘義務があることを説明した上で、本人から犯罪事実(事件の日時、場所、犯行態様、被害品、被害者など)や本人の要望など聴き取ります。

本人が犯罪事実について供述できない場合は、逮捕された経緯や状況などを聴き取ってできるだけ犯罪事実を明らかにします。

本人の要望に対しては可能な限り対応します。

その上で、犯罪事実に対する認否(事実を認めるのか、認めないのか)を確認します。

そして、本人の認否に応じて、取調べに対するアドバイスや事件の見通し(早期釈放、不起訴の可能性)を伝えます。

また、弁護士が早期釈放や示談交渉が必要だと判断した場合は、そのために必要な事情を本人から聴取します。

本人とご家族との橋渡し

ご家族が捜査機関から「本人を逮捕した」との連絡を受けると、「いったいどんなことをしたのか?」「この先どうなっていくのか?」などと思いを巡らせ不安になられることと思います。

そして、一刻でも早く本人と接見したいと考えるご家族の方もおられるでしょう。

しかし、先ほど表で示したように、逮捕期間中(逮捕期間から勾留決定が出るまで)、弁護士以外の方と本人との接見は基本的には認められていません。

そこで、弁護士に接見を依頼すればご家族から弁護士に伝言を預け、それを本人に伝えてもらうことができます。

また、今度は逆に、弁護士は本人からご家族への伝言も預かることができます。

こうして弁護士に本人とご家族との橋渡し役を担ってもらうことができます。

また、接見後は、弁護士から事件の内容や見通しについて報告を受け、アドバイスを受けることができます。

弁護士に接見を依頼するまでの流れ

では、実際に弁護士に接見を依頼するまでの流れをご説明します。

逮捕の通知は前触れなく突然訪れるものです。

そうした際に慌てないためにも、ぜひ以下のことを参考にしてみてください。

逮捕の通知は捜査機関から電話で

通常、逮捕の通知は、捜査機関(警察が逮捕した場合は警察官)からの電話で行われます。

【電話例】
警察官:「もしもし、●●(本人)さんの○○さん(ご家族)ですか?」「私は、◎◎警察署△△課の~~と申します。」

「実は、本日、●●さんを××(罪名(たとえば「窃盗罪」)の場合もあるし、行った行為(たとえば「万引き」)の場合もあります)で逮捕しました。」

「●●さんは◎◎警察署に拘束されています。」

必要事項は聞き漏らさずに

ここで、少なくとも本人が拘束されている警察署、罪名(窃盗罪など)あるいは行為(万引き)は聞き漏らさないようにしましょう。

仮に聞き漏らした場合は、改めて警察に電話して確認しましょう。

特に、本人が拘束されている警察署は大切です。

警察署が分からないと、あとで弁護士に接見を依頼する際、弁護士がどの警察署に接見に行けばよいのか分からなくなるからです。

インターネットなどで法律事務所を検索し、弁護士に接見を依頼する

次に、弁護士の接見を希望される場合は、インターネットなどで弁護士が所属する法律事務所を探します。

そして、目的に合った法律事務所を探し当てたら、その法律事務所に電話を入れ、警察から聞き取った必要事項を伝えて弁護士接見の予約を入れます。

注意事項

弁護士に接見を依頼する際に注意すべき点があります。

まずは、弁護士の接見には費用(接見費用=接見日当+接見交通費)がかかります。

また、通常弁護士接見は1回限りで、その後の弁護活動を希望される場合は、新たに弁護士と委任契約を結ぶ必要があります。

この際、接見費用とは別の費用(着手金など)が発生しますので注意が必要です。

まとめ

 
以上をまとめると、ご家族が逮捕された際、弁護士に弁護活動(接見)を依頼するメリットは

  • ① 速やかに(日時の制約なく)接見してくれる
  • ② 本人が事件についてじっくり話ができる、アドバイスを受けることができる
  • ③ ご家族が事件の内容や見通しを知ることができ、アドバイスを受けることができる
  • ④ 本人、家族の思い、意思を相互に伝達できる
  • ⑤ ①から④の結果、精神的に楽になれる

ということになります。

弁護士に接見を依頼すれば、可能な限り速やかに接見してもらえます。

本人の不安を解消してあげたい、ご家族の不安を解消したい、という方は弁護士接見を検討されてみてはいかがでしょうか?

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