身に覚えのない冤罪事件で逮捕された!その注意点は?

ある日突然、身に覚えない罪で逮捕される。

信じられないことですが、こんなことが現実に起こりえるのでしょうか?

これまでニュースなどで冤罪事件が報道されているように、こうしたことは現実に起こりえることです。

こうした場合は、とにかくはやめに弁護士と接見してアドバイスを受け、適切に権利を行使していくこと、つまり初動対応が極めて大切となります。

以下、詳細につき解説いたします。

冤罪とは

冤罪とは、実際には犯罪に当たる行為を行っていない(無罪である)にもかかわらず、刑事裁判の判決で犯罪を行った(有罪である)と認定され、その判決が確定したことをいいます。

刑事裁判の手続きは、逮捕(あるいは在宅)→捜査→起訴→審理→判決→確定という流れをたどります。

そして、本来は判決確定後に、有罪判決を覆す新証拠が再審の裁判に顕出されるなどして無罪判決が言い渡されると、事後的に「あの事件は冤罪(事件)だった」と言われるのです。

冤罪事件でも逮捕される?

いずれにしても、冤罪事件かどうかは、新たな証言や物的証拠が出てきてはじめて事後的に判明するものです。

逆にいえば、証拠収集が不十分な捜査の初期中の初期の段階である逮捕の時点では、その事件が果たして冤罪の危険を孕む事件どうか検証するすべがありません。

他方で、逮捕は罪を犯した「疑い」の程度で可能ですから、冤罪の危険を孕む事件かどうかにかかわらず逮捕されてしまう可能性があります。

逮捕されたらどうなる?

逮捕されるとどうなるのか、逮捕後の流れや逮捕後の不利益について確認しましょう。

逮捕後の流れ

警察に逮捕された後は警察の留置施設に収容されます。

つまり、通常の日常生活は送れなくなり、釈放されるまで留置施設などで生活することになります。

収容後は警察、検察、裁判所で事情を聴かれ、さらに身柄を拘束する必要があるかどうか(勾留するかどうか)判断されます。

逮捕から勾留の判断まで約3日間を要します。

勾留された場合ははじめ10日間拘束されます。

その後、やむを得ない事由があると認められる場合は最大で10日間、勾留期間を延長されます。

基本的には、この期間中に起訴か不起訴かの刑事処分が決まります。

起訴された場合はさらに2か月間勾留され、その後1か月ごとに更新される場合もあります。

なお、すべての段階において釈放の機会がありますから、早期釈放を希望される場合ははやめに弁護士に相談することが必要です。

逮捕による不利益

逮捕の不利益として大きいのはやはり「通常の日常生活を送れない」ということではないでしょうか?留置施設の生活では基本的に集団生活を強いられ、様々な制約を課されます。

それがストレスとなって肉体的にも精神的にも大きな負担となります。

また、場合によっては実名で報道されたり、ネット上に掲載されたりします。

報道されたり、仕事の休みが続いたりすると逮捕されたことが会社に知られ、社会的信用が落ちて社会復帰後の生活が送りづらくなるかもしれません。

会社の休みが続けば解雇、減給などの処分を受ける可能性もあります。

万が一冤罪で逮捕されたときのための注意点

あってはならないことですが、万が一冤罪で逮捕された場合は次の点に注意しましょう。

取調べに注意する(様々な権利があることを知っておく)

取調べには様々な権利、つまり、ご自身を守る「武器」があることをご存じでしょうか?実は、多くの方が以下でご紹介する権利が認められていることを知らない、あるいは知っていても適切に行使できていないのが現状です。

ここで今一度、取調べの際に行使できる権利についておさらいします。

黙秘権

取調べや裁判中、終始沈黙できる権利です。

黙秘したからといって不利益に取り扱われることはありません。

増減変更申立権

捜査官が作成した供述調書の内容を増減変更できる権利です。

署名押印拒否権

供述調書への署名・押印を拒否できる権利です。

自白しない(罪を認めない)

日本の刑事裁判では、今でも被疑者・被告人の供述(自白)が重要視されます(自白は「証拠の王様」と呼ばれています)。

人は自分にとって不利益なことを話したがらないから、不利益な事実を認める自白は信用性が高いと考えられるためです。

ただし、一度自白してしまうとその自白をあとで「違いました訂正してください」とするには大変な労力と時間がかかります。

それどころか、自ら冤罪の危険を高めることにもなりかねません。

冤罪事件だと確信をもっているならば、絶対に自白してはいけません。

はやめに弁護士と接見する(弁護士からアドバイスを受ける)

とはいいつつも、事実を否認すればするほど取調べは厳しくなります。

ときには違法、不当な取調べがなされないとも限りません。

そうすると捜査官の圧力に屈し、「やっぱり罪を認めようかな」という気持ちになって自白してしまう方も中にはおられます。

そんなときははやめに弁護士と接見し、弁護士に相談してアドバイスを受けましょう。

弁護士と接見し相談することは何よりの精神的な支えとなります。

また、弁護士であれば違法・不当な取調べに対し異議を申し立てることもでき、捜査官の圧力を一定程度抑えることもできます。

さらに、疑いを晴らすために自ら証拠を収集し、関係機関に冤罪であることを主張していきます。

まとめ

以上、冤罪と冤罪で逮捕されたときの注意点を中心に解説してまいりました。

冤罪で逮捕されたら、絶対に自白してはいけません。

そして、はやめに弁護士と接見し、弁護士のアドバイスを受けつつ、適切に権利を行使して取調べなど捜査機関に捜査に対応する必要があります。

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